この記事では、高齢の両親の携帯電話を解約、変更をした時の流れを説明します。
参考になれば幸いです。
解約の理由
父親が施設に入居後、半年経過
父親は3年ほど前から認知症の症状が出始め自宅で介護していましたが、
半年ほど前に特別養護老人ホームに入所しました(要介護3)。
認知症の初期の頃は携帯を肌身離さず徘徊していましたが、一年半前からは、かかってくることことも使うことも無くなりました。
日々の介護と、父の社会人としての証を消してしまうような申し訳なさとで使うことのなくなった携帯電話を放置してきていました。
しかし、頑張って働いてきた本人の口座から、少額でも毎月引かれているのがかわいそうで、
重い腰をあげて解約手続きをすることにしました。
母親は通話は可能、メールがわからなくなる
母親も認知症です(要介護2)。
携帯にかかってきた電話に出ることは出来ます。
以前出来ていたはメールは、もう出来なくなりました。
今は携帯購入時に登録された家電量販店からのメールと、卑猥な迷惑メールが送られてくるのみ。
メール受信のランプが点滅すると、大切な連絡が来たのかと心配して携帯をいじります。
私たち家族が気づかないうちにいかがわしいメールのURLをクリックしないか心配で、
通話のみの契約に変更手続きをすることにしました。
ドコモショップへ
用意したもの
- 同意書
- 両親の携帯
- 代理人(私)の本人確認書類
ドコモのホームページを見ると、代理人が手続きを行う場合本人の同意書が必要との事。
以前、父の徘徊に振り回されていた時期にGPSの設定をする為に相談に行きました。
その時に、介護度が進んで字が書けないことを相談すると、同意書は免除してもらえました。
なので、今回は母の分の同意書のみ用意。(HPよりダウンロードしましたが、店頭でも貰えるそうです)
どんな契約をしているのか?パスワードとか暗証番号とかはどうしているのか?
聞いてもわからないので、もうドコモショップに予約を入れました。
ドコモショップでの手続き
父の携帯解約
父の状況を説明すると、スムースに解約の手続きは終わりました。
①私の本人確認
②店頭のタブレットで規約を確認し、サインして終了。
ビックリするほどあっという間、最近こういう事例は多いのでしょうね。
母のインターネット通信のみ解約はかえって割高に!
現在→通話+ネットのセットの契約→約2000円
通話のみに変更→約4500円(ビックリして細かくは忘れました)
ガラケーの契約で、今現在は新しいプランの更新などは無く、通話のみにすると倍くらいに料金が割高になるとのこと!
メールの拒否設定で対応
契約はそのままで、メールの受信拒否の設定を提案してもらいました!
- 親のiモードパスワードがわからない→間違ったパスワードを何回も打つとロックがかかるので、店頭のテンキー入力端末に入力。4回目でパスワードがヒットしました。
- 拒否設定→受信するメールの選択で出てくるすべての項目、ドコモ、au、ソフトバンク、etc、パソコン、すべての項目からチェックをはずす(受信しない)
どこからのメールも受信しないiモード設定をして、料金契約はそのままにしました。

https://sl.bing.net/e785pnNYpbg
結論
認知症の親の携帯電話の解約は実店舗がある携帯会社であれば思ったより簡単なので、後回しにせず手続きすることをおすすめします!!
メールの受信設定はHPをみれば出ていますが、親の契約状況の確認やパスワードの確認、
ガラケーの料金プランや操作方法などは今のスマホの時代には理解する事がかえって難しかったので、
店舗で相談する事をお勧めします。
スタッフにやさしく誘導されて、二人分の手続きが1時間ほどで終わりました。
私はとても心が軽くなりました。
悩んでいる方には、とりあえずネットでショップに予約するだけでもお勧めします。
感じたこと
自分も、今出来ていることが出来なくなる日が来るのだということを思い知らされる日々です。
とりあえず、スマホは実店舗があるところの携帯会社にしておこうと思いました。